仮名漢字による点字の表記法
仮名漢字概要
仮名漢字とは、漢字を部首と読みに分けて表示する表記法です。
6点式点字による表示例: 「点字」→「灬子テンジ」→「⠠⠙⠥⠄⠠⠉⠪⠦⠟⠴⠐⠳」
6点式点字による仮名漢字の表記法
6点式点字では「4つのマス」を使って部首を表現します。
部首に続いて読み部分を表記します。
- 1マス目:部首符「
」
- 2マス目:画数マス「
1画
、
2画
、
3画
、
4画
、
5画
、
6画
、
7画
、
8画
、
9画
、
10画
、
11画
、
12画
、
13画
、
14画
、
(15画・16画・17画)は共通
」
- 3マス目:部首マス「
画数ごとの50音図で表現する」
- 4マス目:偏旁マス「
偏旁なし
、
偏
、
旁
、
冠
、
脚
、
構
、
垂
、
繞
」
- 5マス目:次の部首符がなければ読み部分を表記する。
6点式点字での例文
例:「灬子テンジを曰カく」→ ⠠⠙⠥⠄⠠⠉⠪⠦⠟⠴⠐⠳⠔⠠⠙⠹⠦⠡⠩
8点式点字による仮名漢字の表記法
8点式点字では「2つのマス」を使って部首を表現します。
1マス目では始点、偏旁、画数を1マスに合成して表記します。
2マス目では最下段を使わずに、画数ごとの部首を表現します。
部首に続いて読み部分を表記します。読み部分は、最上段を使いません。
- 1マス目:
始点「
」+(偏旁と画数を合成)
偏旁「偏旁なし
、
偏
、
旁
、
冠
、
脚
、
構
、
垂
、
繞
」+(画数を合成)
画数「1画
、
2画
、
3画
、
4画
、
5画
、
6画
、
7画
、
8画
、
9画
、
10画
、
11画
、
12画
、
13画
、
14画
、
(15画・16画・17画)は共通
」
- 2マス目:画数ごとの部首マス「最下段を使わずに50音図で表現する」
画数ごとの部首マス例「
た
、
ち
、
つ
、
て
、
と
」
- 5マス目:次の始点がなければ、読み部分を最上段を使わずに表記する。
読み部分の例「
」(れいぶん)
8点式点字での例文
例:「灬子テンジを曰カく」→ ⡡⠥⠙⠪⡶⣠⠠⢦⡠⠡⠹⢂⢒
要点まとめ
- 6点式点字の部首の表記は、部首符 + 画数 + 画数ごとの部首 + 偏旁の4マス
- 8点式点字の部首の表記は、始点と偏旁と画数 + 画数ごとの部首の2マス
- 8点式点字の画数ごとの部首の表記は、最下段を使わずに表記する。
- 8点式点字の読み部分は、最上段を使わずに6点式点字の要領で表記する。